ある日のケアホームズむささび

日常の「クレーム」を、
「より大きな事件」にしないためには
どうしたらよいのか。

ある日のケアホームズむささび
「笑顔を取り戻す
介護メディエーション」

介護現場でのもめ事に対して、ホームはどのように対応をすればよいのか、どのように話し合いを進めればよいのか。日常の「クレーム」を、「より大きな事件(訴訟など)」にしないためにはどうしたらよいのか。

 

介護メディエーター®は、話し合いをコントロールせず、当事者にまかせますが、その中で、当事者が自分自身を冷静に見つめたり、相手との関係性を考え直したりするサポートをします。現場での日常の「クレーム」の深刻化を防ぐ介護メディエーションの方法を、アニメーションと解説書でわかりやすく方法を伝えます。


ある日のケアホームズむささび 笑顔を取り戻す
介護メディエーション

建設的でクリエイティブな
対立解決方法

いつも父親からケアホームズへの不満を聞き、嫌悪感と不信感を抱いていた弘美のもとに、「父親がベッドから落ちた」という連絡が。その担当者の受け答えに対し、弘美は怒り心頭。不満が頂点に達しますが、一人のメディエーターの登場により、両者の関係に変化が……!介護メディエーターの関わりを説明した字幕あり、字幕なしの2種類のアニメーション。

※解説と授業・ワークショップ案PDF付き

ダウンロード版
価格 1,980円(税込)


あらすじ

いつも父親からケアホームズへの不満を聞いていた弘美。ある日、父親がベッドから落ちたという連絡を受け、ついに弘美の怒りに火が点く。そしてケアホームズと娘との話し合いが持たれることに。

 

介護の現場で起きる「クレーム」を例に、うまく話し合いを進める方法を説明します。映像を通じて、不和をより大きな事件や訴訟へ繋げないためのヒントを得ていただければと思います。

 

*話し合いをコントロールしない、納得の方法

 

ここでのメディエーター(仲介者)は、あえて話し合いをコントロールせず、もめている当事者の発言から話し合いを進めるお手伝いをします。当事者は自分たちの発言や感情から話し合いが進んでいくので、納得できる話し合いになることが多い方法です。(参考文献「調停にかかわる人にも役立つメディエーション入門」)

 

*2種類の映像をご用意しています。

 

1つは、介護メディエーションの説明字幕やエンパワーメント指標で、 わかりやすく介護現場での話し合いの方法を伝えます。

字幕がない映像もご用意しています。

アニメーション概要

DVDには、約13分のアニメーションが2つ入っています。

 ①説明字幕なし

 ②説明字幕あり

2つは同じアニメーションですが、②の「説明字幕あり」には、介護メディエーターの関わりを説明した字幕やエンパワーメントゲージなどが入っています。

解説書概要

DVDの理解をさらに深めるための15ページの解説書です。

 

【目次】

  • 介護メディエーションとは
  • DVDの使い方
  • 登場人物
  • あらすじ
  • アニメーションのみどころ
  •  介護メディエーションの理論とスキル
    (1) 対立の時に起こっていることと相互作用
    (2) メディエーターの役割とスキル
  • DVDの解説:介護メディエーターのかかわり方
    (1) はじめ方
    (2) 一方当事者の鏡になる(リフレクション)
    (3) 両当事者の鏡になる(サマリー)
    (4) 進行方法やそれぞれの決定を確認する(チェックイン)
    (5) 言葉以外の表情などを映し出す(リフレクション&サマリー)
    (6) 自分自身の回復(エンパワメント)が起こることを助ける
    (7) 相互作用
    (8) 終わり方
  •  シナリオ全文

授業・ワークショップ案

人と人が対立したとき、誰かが両者の間に立ち、和解に向けて話し合いを取り持つことが必要です。

「メディエーター」と呼ばれるこの仲介者は、双方の話を平等に・公平に聞くことで。双方が満足できる話し合いを行うことができます。しかし、現実には仲介者であるはずなのに、メディエーターがどちらかに味方してしまったり、"自分が" 良いと思う方向に持っていってしまうこともあります。これを避けるためには、一体どうすれば良いのでしょうか?アニメを通じて、そのコツを学びましょう。

映像は2種類あり、1つはメディエーションの説明字幕や、エンパワーメント指標がついています。もう1つには、ついていません。

 

◆授業の目的例

介護の現場で起きる「クレーム」を例に、人と人が対立したとき、対立する2人の板挟みになった時、うまく話し合いを進める方法を説明します。映像を通じて、対立している両者が納得するような話し合いの進め方を学びましょう。

 

1.今回の授業目的を決め、授業の流れや学習目的に沿った説明をする

2.アニメを見る注意点の説明(例えば グループ内で弘美さん、対立している施設長の滝本さん、父親を施設に預けている娘・弘美さん、それぞれの気持ちを想像しながら、メディエーターがどのような役割を果たしているか気をつける)

3.アニメーション『笑顔を取り戻す介護メディエーション 』(字幕なし)を視聴

4.メディエーターの役割とスキルを説明する

(このぺージ下にあるリーディング課題や、アニメの解説書を示しながら)

  • 話し合いの始め方
  • 一人の鏡になる「リフレクション」
  • 両方の鏡になる「サマリー」
  • 進行や決定の確認をする「チェックイン」
  • 話し合いの終わり方
  • その他、エンパワーメントなど

5.アニメーション『笑顔を取り戻す介護メディエーション 』(説明字幕やエンパワーメント指標つき)を視聴

メディエーションの説明字幕やエンパワーメント指標がついたアニメを視聴し、説明の確認を行う

6.グループに分かれて話し合いをする(例えば、架空の対立のストーリーを作って、メディエーション により解決する物語を作る、エンパワーメントとはどういうことだと思うかを話し合う、自分が想像できるケース、あるいはメディエーションがあれば解決できる(できた)ケースなどを出し合い話し合う)

欠席者に、宿題に 
リーディング課題

課題の目的 :

・対立する両者が自分自身を冷静に見つめ、相手との関係性を考え直すにはどうすればよいでしょうか。以下の「介護メディエーション」を例に、うまく話し合いを進める方法を学びましょう。

ダウンロード
介護メディエーション
文章を読んで設問に答えてもらう為の資料
リーディング_介護メディエーション.pdf
PDFファイル 813.2 KB

設問案

  • あなたは人と対立した時、普段どのように対応していますか。
  • あなたが人と対立する時、どのような理由や原因によることが多いですか。
  • 今後あなたが人と対立した時心がけようと思うことがあれば教えてください。
  • あなたは普段周りで言い争いや仲違い、人間関係のトラブルが起きている時、どのように対応していますか。 
  • このリーディング課題を読みながら、登場人物それぞれの立場だったらどのような気持ちかイメージしてみましょう。 
  • このリーディング課題を読んで、どのように感じましたか。気づいたことや感じたことなどがあれば書き出してみましょう。 
  • 例えばあなたと仲の良い2人の友人が喧嘩をした時、今後あなたはどのように対応したいと思いますか。 
  • 喧嘩の仲裁をする時、大切なことはなんだと思いますか。 
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